こんにちは,ヨカワユキです。
✓英語の教え方
✓言語学者からのアドバイス
を求めている人は手にとってください。
経験談で語られがちな語学学習
語学学習は経験談が語られがちです。
自分がやってみて効果があったことや語学が得意な人によるアドバイスが,ネットの世界にも書籍にも溢れています。
経験談で英語学習のヒントが得られる!
経験談を読むとモチベーションが上がる!
そういう経験をあなたもしていると思います。
でも経験談はあくまでもその人の経験。
母語以外の言語習得を科学的に解明しようとするのが「第二言語習得」の研究者たちです。
実験や調査を行い,汎用的な言語学習法や指導法を明らかにしています。
本の内容
「第二言語習得」分野における基本理論が学べます。
巻末には用語集もあり,言語習得の基礎を学べる教科書的な本ですが,一般向けに書かれているので読みやすいです。
著者は,言語習得が専門の,アメリカの大学で指導した経験がある専門家です。
外国語習得は,
の順で行われると述べられています。
外国語学習への適性についてもまとめられています。
適性を測定する MLAT (Modern Language Aptitude Test) というのがあり,
・音に対する敏感さ
・文法に対する敏感さ
・丸暗記する能力
・意味と言語形式との関連パターンを見つけ出す能力
を指標としているようです。
アウトプットを意識した英語学習を
と,著者は本書で述べています。
「インプット」と「アウトプット」だけならスルーするところ,アウトプットに「必要性」が入っているんです。
必要じゃないなら行動しなくても問題なし。
アウトプットはインプットよりはるかに負荷が高いので,必要性がなければなかなか続きません。
ちなみに,必要性がないのに意志の力で行動することはオススメしません。
よっぽど強い意志の力がないと無理です。
英語をアウトプットせざるを得ない状況を作るほうが現実的です。
外国人の彼氏や彼女を作ると英語ができるようになるとよく聞きます。
「インプット」も「アウトプットの必要性」も満たしていますよね。
・オンライン英会話を定期的に行う
・英語を使わざるを得ない企業で働く
なども方法として有効です。
ぜひ自分に合うものを見つけてほしいと思います。
著者は「アウトプットの必要性」に関連して,
と仮説を述べています。
頭の中で英語で何を言うか考えたり,聞いたり読んだりした英文を実際に使う状況をイメージしながら学習したりできますね。
でも頭の中でリハーサルするのに,必要性が必要ですね?
英語学習の個別サポート,承ります。
下記からご連絡ください。