こんにちは,ヨカワユキです。
先日,英語を長年勉強中の方が,
「僕は英語をこれまで勉強してきたが,できるようになっていない。そろそろ英語の勉強をやめようかと思う」
とおっしゃっていました。
その発言を聞いて,私はしばし考えこんでしまいました。
英語は勉強してもできるようにならないものなのか?と。
その方は,「僕は英語のセンスがない」とも言っていました。
英語のセンスとは何なのか? そんなのあるのか?と。
私は,私自身の学習経験とこれまで私が担当してきた生徒さんたちのことを今一度振り返ってみました。
すると,英語ができるようになった人たちの特徴が見えてきました。
✓英語ができるようになるには何が必要なのか
を知りたい方のヒントになれば幸いです。
英語に貪欲
貪欲な人は,日々の生活で英語にふれまくっています。
英語に触れている量や時間が増えれば増えるだけ,英語を処理するための活動が脳内で行われます。
その活動が行われれば行われるほど,その活動を行うため脳内の神経ネットワークは複雑・強固になっていくので,どんどん英語ができるようになっていきます。
練習をたくさんしたスポーツ選手は良い成績を残す人が多いです。
それと同じ理屈です。
結局,英語が日常的に使われている国に長く滞在すると英語ができるようになるのも,英語にふれる時間が圧倒的に増えるからだと思います。
そう考えると,日本の環境は英語習得にとってあまりよくはないでしょう。
普通に日本で生活するなら,英語ができないと不便!なんてことにはならないからです。
日本で使われている言語はほぼ日本語ですし,翻訳がさかんな分,外国の本やドラマ,映画などは日本語で楽しむことが可能です。
テキストなどを使って英語学習することも含まれますが,もっともっと自分の周りを英語だらけにしていくことは可能です。
・BGMは洋楽や英語のオーディオブック
・海外のドラマや映画を見る時は必ず英語音声
・暇つぶしは,海外のYouTuberの動画
・外国人が集まるスポットへ出かけて交流
・道で困っている外国人に声をかける
・ひとりごとや日記は英語で
・好きな本の英訳版があれば読んでみる
などなど。
とにかく,机に向かって英語学習するとき以外も,できるだけ自分の周りに英語があふれるようにします。
自分の周りにあふれる英語にずっと勉強モードで真剣に向き合う必要はありません。
勉強モードで向き合うのは,可能な限りでOKです。
周りに英語があふれているだけで,英語自体に慣れていくことができます。
自分の好きや興味に合った英語の何かに触れられるとベストです。
学んだ知識を使いながら英語学習を続けられる
勉強と一口に言っても,いろいろな勉強があります。
誰かに教わるのも勉強,本を読むのも勉強,問題集を解くのも勉強,誰かと英会話するのも勉強です。
・覚えた単語や文法の問題を解く
・覚えた表現を使って会話する
・ネイティブの真似をしながら英語を話す
など,学んだことをアウトプットし続けているのです。
誰かに教わりっぱなし,本読みっぱなしなど,インプットだけでは,なかなか英語はできるようになりません。
英語は,「知っていてなんぼ」ではなく「使えてなんぼ」のスキルです。
スキルが定着するには,学んだことを使うことが絶対に必要です。
言葉を使うのが比較的得意
英語ができるようになる人は,言葉を使うことが比較的得意な傾向にあると思います。
日本語でのコミュニケーションや,日本語の文章の読み取り・解釈が得意な人は,その感覚を英語にも応用できるせいか,英語の習得も比較的スムーズです。
私が担当していた高校生たちを見ていても,国語ができる人は,単語や文法を勉強すると英語力が上がりやすいです。
逆に国語が苦手な人や,そもそも言葉を使うことにあまり慣れていない人は,英語になってもその感覚に引きずられる傾向にあります。
単語や文法を学び,それに従って英文を正しく訳しても,それが何を言っているのか分からなかったりします。
帰国子女などの小さい頃からバイリンガルの人以外にとって,英語はベースである母語に上乗せされる言語です。
母語の運用能力は,英語の運用能力に間接的に影響すると考えられます。
逆に,英語ができるようになると日本語の運用能力が上がることも期待できます。
英語を日本語で理解・解釈する力で,より日本語が使いやすくなることが見込まれます。
英語学習の個別サポート,承ります。
下記からご連絡ください。