こんにちは，ヨカワユキです。
英語を学ぶとき，あなたはどれくらい音をよく聞いていますか？
私がシャドーイングをしていると「音をよく聞いてまねするように」ってよく言いますよね？
どうしてですか？
私はちゃんと音を聞いてまねしてるんですが…
音をよく聞くということは「話されている単語が何かを聞き取ること」がメインではありません。
その単語がどう話されているか，文全体としてどこが強く話されているか，どこが短くなったり省略されて発音されているか，抑揚はどうか，などを聞いてつかむということです。
シャドーイングであれば，これをそっくりまねして自分で発音してください。
なぜ英語の音は聞き取りにくいのか
英語の音が聞き取りにくい・聞き取れない理由は，大きく2つに分けられます。
言語に起因するものと，それまでの学習に起因するものです。
・「英語の発音や話し方」と「日本語の発音や話し方」の違いが大きい
学習起因
・英語を聞く量が圧倒的に少ない
・それまでの英語学習で英語の音を学んでいない
英語のリスニング力を上げたい場合，
ことが有効ですが，
私たちの脳は，既知の似ている音に引き付けて英語の音をとらえようとします。
日本語と音と英語の音は似ている音こそあれ，ほぼすべて別物ととらえてください。
また，学校教育や自己流の発音で本来の英語の音とは違う発音を学んでしまった人は，それを捨てなければなりません。
自分が想定している音（これまで学んできた英語っぽい音）と実際の英語の音が違うと，知っている単語でも認識できません。
文字で読めば理解できるのに聞いたら全然わからないのはこれが理由です。
英語の音を頭にインストールする
これまでに身につけた英語っぽい音を英語の音で上書きする
をしない限り，いつまで経っても聞けるようにはなりません。
英語の音をよく聞くとは
英語の音を知るためには，英語をよく聞くことがとても重要です。
重要なことなのでもう一度言いますが，単語が何か，どんな英文が話されているかを聞き取るために聞くのではありません。
それは次のステップです。
単語の発音は？
単語の発音は，文で話されるときの単語の発音と一緒？
文のどこが強く話されている？
文のどこが短く発音されたり省略されてる？
抑揚はどう？
などを聞いてつかむということです。
1つ動画を紹介します。
アメリカのネイティブ英語講師が解説している，英語の発音分析の動画です。
ここまでの詳細分析は正直難しいですが，音をよく聞くとはこういうことです。
英語の音はたくさん聞けば慣れてくる
「聞けば聞くほど英語の音に慣れてくる」は真実です。
日本語ネイティブは，日本語の音を聞き取るのに適した耳になっていますが，英語を聞き続けると英語も聞き取りやすい耳になっていきます。
私の英語リスニング力が上がったのも，英語を聞き続けたからです。
当時私は，映画「ローマの休日」のセリフだけのCDを毎日数回聞いていました。
基本ながら聞きで，言葉や耳を使わなくてもいい作業のときにひたすら聞いていたのです。
数ヵ月で200回以上は聞いたと思います。
すると数カ月後，英語が前よりも聞き取りやすくなっていることを実感しました。
英語を聞き続けると，明瞭に英語が聞こえてくる瞬間が訪れます。
そのときまでぜひ学習を続けてください。
英語リスニング力アップの参考にしてください。
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