英語の発音 ―アクセント 重要です 身につくと,リスニング力up・発音向上につながるよ!

こんにちは,ヨカワユキです。

✓ネイティブらしい英語を話したい
✓英語の発音のコツを知りたい

あなたに,英語の発音の特徴をお伝えします。

第1回めは,アクセントです。

英語を英語らしく発音し,相手に理解してもらいやすくするために,
英語を聞いて正しく単語を認識するために,
最も重要な英語の発音の特徴です。

 

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アクセントとは

ある単語において,ある部分を強調して発音することをアクセントといいます。
強調のパターンは2つ。
・音の強弱でアクセントをつける
・音の高低でアクセントをつける
です。

英語と日本語は,このアクセントのパターンが異なります。
英語は音の強弱でアクセントをつけ,日本語は音の高低でアクセントをつけます。

どういうことでしょうか?
1つ例を出してみます。
「アクセント」という単語,英語と日本語ではどう発音するでしょうか?

英語

日本語

英語では,最初の音がほかの音よりも強く発音されます。
一方日本語では,最初の音がほかの音よりも高く発音されます。

英語と日本語はアクセントのパターンが違うので,日本語話者が英語を発音するときには,意識しないと強弱アクセントをうまく再現できません。

 

アクセントが違うとネイティブは単語を判別できない!?

英語においてアクセントを身につけることが,なぜそんなに重要なのでしょうか?
アクセントを正しく再現しないと,相手に理解してもらえない可能性があるからです。

実は私もこのことを体験しています。

英語の勉強を再開したてのころ,カナダのバンクーバーで6週間ホームステイをしました。
ある日私は,バスで行けるアメリカのシアトルに旅行に行こうと思いました。
それでホストマザーに “I’ll go to Seattle.”(シアトルに行くよ。)と伝えたんですね。
でもなぜか一向に伝わらない。
何度 “Seattle” と言っても “Huh?” という感じで,しょうがないから紙に Seattle と書きました。
そしたらホストマザー,”Ah! Seattle!” とやっと理解した様子。
その声を聞いて,私はなぜ私の “Seattle” が伝わらなかったかを理解しました。

私の”Seattle” は,日本語の「シアトル」というときに近い,頭にアクセントを持ってくる言い方。

一方,ホストマザーの”Seattle” は,a の部分が強調された言い方。

それまで私は,それほどアクセントを意識していなかったのですが,
「アクセント,正しく発音しないと伝わらないんだな…」
ということを身をもって体験し,少し大げさでは!というくらいアクセントを意識して発音するようになりました。

 

アクセントを身につければ,リスニングにも役立つ

アクセントは,相手に自分の英語を理解してもらいやすくするのに役立つだけではありません。
英語も聞き取りやすくなり,単語も認識しやすくなります。

どういうことでしょうか?
少し日本語で考えてみましょう。
日本語は,高低のアクセントをもつ言語です。
つまり,単語のどこかの音が高く,どこかの音が低く発音されます。

例えば,「テレビ」という単語を発音してみると,

と,「テ」が高く発音され,「レ」と「ビ」の音は「テ」よりも低いのが通常のアクセントになります。
では,「テレビ」のアクセント箇所をいじってみましょう。

どうでしょう?
アクセント箇所が変わると,違和感を感じたり,「テレビ」のことだと分かるまでに少し時間がかかったりしませんか?

英語でも同じです。
アクセントを間違って覚えていたり,アクセントを全く無視して単語を覚えていたりすると,正しい位置にアクセントが入っている単語を聞いたとき,何の単語か認識しにくくなります。

英語にとってアクセントがいかに重要か,感じてもらえたでしょうか?

 

正しくアクセントで単語を発音しながらアクセントを身につける

では,アクセントを身につけるにはどうしたらよいでしょう?

いちばん手っ取り早いのは,単語を学ぶときに,正しいアクセントで単語を発音しながら練習することです。

耳で聞いてアクセント箇所を把握して練習してもいいですし,辞書でその単語を調べて練習してもかまいません。

アクセント箇所は,最初は少し大げさなくらいに強く発音してみましょう。
慣れてくると,だんだん自然な発音になっていきます。

 

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