こんにちは,ヨカワユキです。
✓英語のリーディング力を高めたい
✓英語を口から出やすくしたい
なら,音読がオススメです。
音読って意外と複雑です
音読は,書かれている文字を見ながら,それを声に出して読むトレーニングです。
一見とても単純なトレーニングなのですが,
音読という行為は,
・文字を発音すること
・意味を理解すること
から成っています。
それぞれにおいて効果的なやり方をすることで,英語力upにつなげていくことができます。
音読のプロセスとやり方
音源用意!正しい音や韻律を真似て音読する
音読の最初のプロセスは,目で見て文字を読むこと。
テキストを前にして,さー読むぞ!と準備ができたら,
「自分はこの英文を正しく読めるだろうか…?」
と一瞬考えてください。
英文を発音し慣れていない人や普段それほど英語のリスニングをしていない人は,特に要注意です。
発音が分からない単語,誤った発音で覚えている可能性のある単語の発音は必ず調べ,クリアにしておいてください。
でないと,間違った発音で音読し続けてしまいます。
音源があれば,単語の発音のチェックもできるし,英文の韻律(リズムやイントネーション)も聞くことができます。
音読では,それを真似して読むようにすればOKです。
音源の音を真似しながら音読することで,発音がよくなることが見込まれます。
練習を重ねると,文字を見てそれを音にするスピードを上げていくことができると言われています。
するとそれにともなって読むスピードも上がりますね。
音読しながら,意味を思い浮かべる
文字を正しい音で読むことに慣れてきたら,音読しながら英文の意味をつかんでいきましょう。
そのときに,英語の語順で意味をとらえていくようにします。
単語や,単語複数個からなるまとまり(チャンク)ごとに意味をつかみ,場面を想像しながら音読していきます。
返り読みはしないようにしてください。
音読スピードは,意味をつかめる速さでかまいません。
最初はゆっくりでも,慣れてくると意味をつかみながら速く読めるようになります。
日本語と英語は,文中の単語の語順が大きく異なります。
とはいえ,同じ内容を日本語と英語それぞれで表現できるなら,語順が変わっても理解はできるはずです。
例えば,
英語:I went to see a movie with one of my friend last night.
英語の語順で意味をつかむと:私は 行った 映画を見に 友達の1人と 昨日の夜
という感じ。
日本語にしなくても,英文を読んでその内容のイメージが浮かんでくる,意味が頭に浮かんできている場合はそれでOKです(むしろ目指すのはここ)。
英語の語順で意味をつかむ練習を繰り返すと,英文の語順どおりに意味を理解することが自然にできるようになっていき,リーディングのスピードも向上します。
また,意味をつかみながら音読を繰り返していくことで,英語で文章を作るときの語順や表現を身体で覚えていくことができます。
これらは,スピーキングのときの土台になってくれます。
慣れてきたら,意味を思い浮かべながら暗唱
正しい音で発音ができて,意味をつかみながらの音読もOK!になったら最終段階です。
テキストを見ずに,日本語の意味を思い浮かべながら英文を作っていきましょう。
いわゆる暗唱です。
何度も音読しているスクリプトであれば,もう意味はだいぶ理解できているはず。
今度は意味をたよりに,英文を作っていきます。
音読を通して学んだ表現が,自分のものとしてどれくらい使えるようになっているかを知ることができます。
音読のとき,視野は少し広めにとる
音読を行うときに,もう一つポイントがあります。
視野を少し広めにとることです。
テキストを目に近づけ過ぎたり,読んでいる箇所を凝視して文字を読むのと同時に目を動かしていくと,読むスピードは遅くなります。
複数の英文(1つのパラグラフの半分くらい)が,視野に入っている状態にするとよいです。
その状態で文字を読んでいく(目は軽く動く程度)ほうが楽ですし,読むスピードも遅れずにすみます。
声を出すとやり気もup!?
「眠いな」「勉強面倒だな」と思ったときは,軽く声を出して音読すると気分が上がり,もう少し勉強しようという気になる。
音読を何度か繰り返したあとは,なぜか楽しい気分になっている。
そんな経験を何度も何度もしています。
音読に関する研究でも,音読は脳を活性化するという報告があるようです。
目で文字を見てそれを口に出し,さらに自分の出した声を聞くということで,音読は脳のあらゆる部位を使っているからなんですね。
音読は,意識して行わないと機械的な作業になりがちです。
どうせやるならぜひ英語力に貢献するやり方で。
音読しながら気分も上げていきましょう。
英語学習の個別サポート,承ります。
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