こんにちは,ヨカワユキです。
中学校で学ぶ「関係代名詞」と高校で学ぶ「関係副詞」。
どちらも「関係〇〇詞」で使い方も似ています。
関係代名詞と関係副詞,何が違うんですか?
関係代名詞と関係副詞はどちらも,ある対象に説明を加えるときに使う文法です。
関係代名詞は人やものに説明を加え,関係副詞は,場所,時,理由,方法に説明を加えます。
「どんな人か」「どんなものか」「どんな場所か」「どんな時か」「何の理由か」「何の方法か」を伝えるために関係代名詞や関係副詞を使います。
語順はパターン化しているので,以下で詳しく説明します。
関係代名詞を使う場合
関係代名詞は,人やものが「どういう人か」「どういうものか」説明を加えるときに使います。
説明パターンは3つです。
②●●が☓☓する 人/もの
③人/もの の ●●は☓☓
パターン別に例を挙げてみましょう。
①(△△に)☓☓する 人/もの
私に話しかけた女性→女性に説明を加えている
お腹が空いている猫→猫に説明を加えている
関係代名詞では,説明されている人やものを最初に言い,
そのあとに説明内容が来ます。
私に話しかけた女性→ the woman who talked to me
お腹が空いている猫→ the cat which is hungry
②●●が☓☓する 人/もの
彼女が愛する男性→男性に説明を加えている
私があなたに買ったプレゼント→プレゼントに説明を加えている
先程と同様に英語の語順で並べます。
彼女が愛する男性→ the man who she loves
私があなたに買ったプレゼント→ the present which I bought for you
③人/もの の ●●は☓☓
この説明パターンは,人/もの と所属・所有関係があるものについて説明を加えます。
父が教師の女の子→ 女の子に説明を加えており,父は女の子の父である
壁が青い家→ 家に説明を加えており,壁は家にある
英語の語順にします。
父が教師の女の子→ the girl whose father is a teacher
壁が青い家→ the house whose wall is blue
関係副詞の場合
関係副詞は,場所,時,理由,方法に説明を加えます。
「どんな場所か」「どんな時か」「何の理由か」「何の方法か」を関係副詞を使って表します。
説明パターンは,●●が☓☓する 場所,時,理由,方法 です。
例を挙げてみます。
姉が働いているレストラン→ レストランに説明を加えている
父が料理する日→日に説明を加えている
私が泣いた理由→理由に説明を加えている
彼がテストに受かった方法→方法に説明を加えている
関係副詞も関係代名詞と同様,説明されている場所,時,理由,方法を最初に言い,そのあとに説明内容が来ます。
姉が働いているレストラン→ the restaurant where my sister works
父が料理する日→the day when my father cooks
私が泣いた理由→the reason why I cried
(the reason は省略可能)
彼がテストに受かった方法→ how he passed the exam
(方法 the way はいらない)
補足:場所と時を表す単語は注意が必要
関係代名詞と関係副詞の使い方で,要注意なことをお伝えします。
実は,場所を表す単語に説明を加えるとき,いつも関係副詞を使うとは限らない!のです。
関係副詞を使わないのはどういうときか。
それは,場所や時そのものが☓☓だ,と言いたいときです。
関係副詞ではなく,関係代名詞を使って説明を加えます。
例えばこんな感じです。
東京にあるレストラン→ the restaurant which is in Tokyo
人口100万人の都市→ the city whose population is 1 million.
関係代名詞を使うのは,その場所自体が~だと言いたいとき。
気をつけてくださいね。
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