こんにちは,ヨカワユキです。
人はこれ1冊やりこんだら完璧です。
『American Accent Training』 の特徴
アメリカ英語発音をさまざまな角度から練習できます。
発音を意味する pronunciation という単語は,発音の本にも関わらず本書のタイトルに含まれていません。
代わりに使われているのが accent という単語。
本書では accent を以下のように定義しています。
Accent is a combination of four main components: voice quality, intonation (speech music), liaisons (word connections), and pronunciation (the spoken sounds of vowels, consonants, and combinations).
この4つの面からアメリカ発音を練習していくことができます。
書店で見かける一般的な発音本は,母音と子音それぞれの発音に特化したものが多く,イントネーションやリエゾンは少ししか扱っていません。
声質について扱っているものは,ほとんど見たことがありません。
解説を読みながら450を超えるトレーニングに取り組めば,アメリカ発音を徹底的に身体に落とし込むことができます。
音声はオンラインで聞くことが可能。
使い勝手は悪いですが,モデル音声をまねることで発音は上達していくので,ぜひ使いながら練習してください。
アクセントについてさらに深掘り
アクセントについて,このようにも述べています。
Accent, on the other hand, is free form, intuitive, and creative—more the spirit of the language. So, thinking of music, feeling, and flow, let your mouth relax into the American accent.
… you can use your accent to say what you mean and how you mean it. Word stress conveys meaning through tone or feeling, which can be much more important than the actual words that you use.
英語の発音をマスターするには,母音・子音それぞれの音を正確に発音する以上に,文で発音したときの流れや抑揚,トーンが重要であることが理解できると思います。
「英文をどう言うか」「どう話すか」の部分ですね。
話し方を変えれば,同じ文章でも相手に伝わる意図や意味合いが微妙に変わります。
日本語で例を挙げると,
「昨日買い物に行った」という文を普通のトーンで言えば,「昨日買い物に行った」という事実が相手に伝わりますが,語尾を少し上げて言うと,相手への質問になります。
英文の言い方や話し方を学び自分のものにできれば,相手に自分の意図を正確に伝えられますね。
If you speak fairly quickly, with strong intonation and good voice quality, you will be understood more easily.
全くそのとおりだと思います。
だから英語の発音はある程度練習したほうがいいのです。
英語の発音について,要素ごとに詳しく説明しています。
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