本レビュー『キャンセルカルチャー アメリカ、貶めあう社会』 「分断」に関する英語表現

こんにちは,ヨカワユキです。

✓アメリカの今が気になる
✓アメリカの分断に関する英語表現を知りたい

方に,おすすめの本と「アメリカの分断」に関する4つの英語表現をお伝えします。


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アメリカの「分断」の背景

現在のアメリカの社会状況を語る上で欠かせないのが「分断」という言葉。

この分断の主な対立軸は,二大政党である共和党(Trump大統領が所属)と民主党(Biden前大統領が所属)の支持層の対立です。
両者の対立は,銃規制,妊娠中絶,移民の受け入れ,人種・ジェンダーの平等,多様性など,様々なトピックにおける価値観や考え方の違いに起因しています。

さらに,この対立はメディアによって後押しされています。
例えば,Foxニュースは共和党寄り,CNNは民主党寄りといったように,主要メディアでも政治色が強く,それぞれの支持層に合わせた極端な言説が拡散されがちです。
そこにSNSでの対立の煽りが加わり,分断はどんどん深まっていると言われています。

 

分断を理解するための英語表現4選

1. Cancel Culture(キャンセルカルチャー)

誰かの過去の発言や行動を問題視し,その人の社会的な存在を抹消しようとすること。

かつて奴隷解放宣言を行ったエイブラハム・リンカーン大統領の像が,彼の先住民に対する態度が問題視されたことで,落書きされたり引き倒されたりするといった事例が挙げられています。

2. Political Correctness(ポリティカル・コレクトネス / ポリコレ)

性別,人種,宗教などに関連する言葉や表現が,特定の人を不快にさせないよう配慮する動き。

誰もが尊重される社会を作ろうという良い意図から始まったもので,例えば職業の名称を「看護婦」から男女両方に配慮した「看護師」へ変えるといった動きもその一つです。

しかし,この「社会的に正しいこと(=正義)」を強く追求しすぎた一部の人々が暴走し,キャンセルカルチャーのような問題を引き起こしているのが現状です。

3. Woke(ウォーク)

人種差別や社会的な不平等に対して高い意識を持ち,問題意識を持っている人たちを表す言葉。

動詞「wake(目覚める)」の過去形ですが,元々は黒人英語の中で,白人からの差別に対して「目覚めている」「警戒している」という意味で使われていました。
よって当初はポジティブな意味合いでしたが,現在は平等や公平性を過度に追求する行き過ぎた人々を,揶揄(やゆ)する意味合いでも使われています。

4. Karen(カレン)

特権的な立場にある白人女性を揶揄する言葉。

カレンは1960年代に人気があった白人女性の名前の一つで,そのころに生まれた方は現在50代~60代になっています。
彼女たちの一部が,自分の特権を振りかざし,不当なクレームをしたり,マイノリティの人々を厳しく批判したりする存在ということで,この言葉が生まれました。

 

「分断」は,アメリカだけの話ではなく,日本でもSNSを中心に起きていると言われています。
アメリカで起こっていることは決して他人ごとではありません。
分断やキャンセルカルチャーについて深く知りたい方は,是非この本を手に取ってみてください。

 

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