『脳が認める勉強法』で脳のしくみを生かした学習を 学習には適度な負荷が必要です

こんにちは,ヨカワユキです。

✓効率よく勉強したい
✓効果が実証されてる勉強法が知りたい

ならこちらの本です。

 

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本書の内容

この本のキーワードは,
「記憶」「問題解決」「無意識レベルでの学習」です。

巻末には,学習効果を高めるためのQ&Aと引用文献リストがあります。

記憶

神経科学や認知科学,心理学などの知見を引用し,脳の仕組みや機能から,覚えることと忘れることが説明されています。

・環境条件を変える
学習内容は,学んだときの環境条件とひも付いているため,環境を変えると,後で思い出しやすくなる
・分散学習する
覚えたことは,すぐではなく,日を空けて復習する
・自分で自分にテストする
必要な情報を検索する練習になり,検索し思い出すことで記憶が強化される

ことが記憶力を高める学習法として提示されています。

問題解決

準備 → う化(孵化)→ ひらめき → 検証

Wallas.G, The Art of Thought, 1926

を元に,1つの問題に取り組み続けるのではなく,そこから離れて休んだり別のことをしたりする(う化段階を経る)ことの必要性を述べています。

う化段階を経るために,大変な仕事は早めに取り組み,一つのことをやり続けずに関連する複数のことを交互に行うことをすすめています。

無意識レベルでの学習

視覚や聴覚などの知覚による学習と,学習における睡眠の役割について述べています。

 

脳に適度な負荷をかけ続ける

学習効果を高めるには,脳に適度な負荷をかけ続けなければなりません。

例えば,環境条件を変える
いつもと同じ場所で同じように学習しない。

例えば,分散学習する
学んだことは,時間を空けて復習する。

例えば,自分で自分にテストする
教科書やノートを見直すだけの学習はしない。

気をつけないと,楽なほうに流れていきそう

英語の勉強で適用するなら,

・単語テストをしながら単語を勉強する
・問題集を解きながら勉強する
・自分が理解した内容をまとめ直したり,説明してみたりする

ができますね。

 

流暢性の幻想に惑わされない

脳への負荷が低い学習で「分かった」「理解した」と思っても,それは錯覚にすぎません。

・学んだことはすぐ復習するとちゃんと思い出せるし,説明もできる!
・大切なところはマーカーで印をつけたし,ノートにまとめたから大丈夫!
でも,実際にテストすると点がとれない。

「分かった気になっていた」「理解した気になっていた」だけにならないよう注意です。

 

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