こんにちは,ヨカワユキです。
✓読んだり聞いたりした英文の理解度を上げたい
✓わかりやすい英語を話したい
なら,英語学習にサマライズを取り入れてみましょう。
サマライジングとは
ある程度まとまった量の英語の文章の全体を把握し,ポイントとなる内容をまとめた文章をつくる トレーニングです。
少し負荷高めのトレーニングですが,続けることで英語でのアウトプット力と英文の内容理解スキルの向上が見込めます。
サマライジングのポイント
まずは英文の内容,構成を理解する
要約する英文を理解することが最初にすべきこと。
自分が理解できる英文を使ってください。
内容と構成の両方から英文を理解するよう努めるのがオススメです。
内容の理解は,英単語と英文法の知識を使えばOKです。
辞書や参考書を使って理解してももちろんOKです。
一般的な英文は,タイトルといくつかの段落で構成されています。
まずはタイトルを見ます。
まずはそれを把握し,この先の内容がどんなものかを把握します。
次は,それぞれの段落とその段落に含まれる英文の役割を把握しましょう。
その段落の内容が,他の段落とどんな関係にあるのか,文章全体においてどんな役割を果たしているか,を考えていきます。
それらを把握するのに役立つのが,接続詞です。
but や however がくれば前の段落の内容に反する内容が述べられているし,For example があれば,前の段落で書かれていることを例を使って再度説明するということです。
また,First of all, secondly, next などは,筆者の主張や結論を裏付けるための理由,思考プロセスを順に述べているということです。
接続詞だけを見て構成を正しく判断するのは難しいので,一文一文の内容を理解しつつ,構成を把握していくのがまっとうなやり方です。
そして,そのあとの段落で筆者の主張や結論に関する詳細説明,考察などがきます。
そして最後の段落で,筆者の主張や結論がもう一度なされたり,今後の見通しや読み手へのアドバイスなどが述べられます。
構成を把握すると,その文章における大事なこと(筆者が最も言いたいこと)と,それほど大事ではないことが分けやすくなります。
要約でも構成を考える
英文を理解できたら,いよいよ要約をつくるステップです。
英文の内容が理解できていれば,要約に取り入れるべき内容もおさえられていると思います。
それらをつなげることで,要約を作れないこともないのですが…
この文章は○○について書かれたことで,筆者が言いたいことは○○で,そのことを○○で説明していて,といった具合。
英文を理解できたら,
②筆者の主張
③主張を裏付ける説明
a …
b …
c …
と構成を考えてみるといいです。
構成を考えると,読み手や聞き手が理解しやすい文章とはどんな文章かを体得していくことができます。
いろいろな表現を考えてみる,使ってみる
構成まで考えたら,いよいよ要約を作っていきましょう。
最初から自分で文章をつくるのが大変な場合は,筆者や話し手が使っている表現をそのまま要約に取り入れてみましょう。
筆者や話し手が使っている単語やフレーズを別の単語に変えてみるのもよいと思います。
辞書や参考書もどんどん使ってみてください。
どんな単語が当てはまるか調べたり考えたりすることで,実際に使えるボキャブラリーを増やせます!
似た意味の単語を調べたいときには,類義語辞書(thesaurus)が便利です。
リプロダクションやパラフレージングもサマライジングに役立ちますよ。
要約を読んだ人は,元の英文の概要をつかめますか?
要約を書き終えたあとにもう1つやってほしいこと,それはその要約が元の英文の概要を余すことなく説明しているかチェックすることです。
自分の作ったものを改めて読み返してみると,作っているときには気づかなかったことに気づいたりします。
単語や文法のミス,この文章わかりやすい/わかりづらい,この内容は最後に入れるのがいいかも,など。
どのような表現/構成にすれば相手に伝わるかを,普段から練習しておくと,英会話など瞬発力が求められるアウトプット時にも生きてきます。
動画レビュー記事では,私が作った 3 sentences summary を公開しています。
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