こんにちは,ヨカワユキです。
✓負荷高めのトレーニング,どんと来い!
なあなたに,リプロダクションとパラフレージングをオススメします。
リプロダクション/パラフレージングとは
パラフレージング:英文を聞いたあと,聞いた英文で使っていたのとは別の表現を使って,聞いた内容を再現する
トレーニングです。
リプロダクション,パラフレージングのポイント
内容を理解できる英文で
リプロダクションとパラフレージングはどちらも,「英文を聞いたあとに,聞いた内容を自分の口で再現する」トレーニングです。
ということはまず,聞いた内容は記憶にとどめておかなければなりません。
聞こえてきた英文をそっくりそのまま覚えて,コピー機のように再現するのはあまり意味がありません。
ただ音を出しているだけになり,自分で英文を作る力や,どんな表現が使えるかを考えながら話す力が養えません。
聞いている英文の内容は理解している必要があります。
リプロダクションにおいても,パラフレージングにおいても,大切なことは,理解した内容を元に自分で英文を作ることです。
聞いて内容を理解できる長さ・難易度の英文を使いましょう。
出来具合も難易度も,徐々に上げていく
最初は短め・難易度低めの英文のリスニングから始めましょう。
実際にやってみると分かりますが,けっこう大変なトレーニングです。
リプロダクションやパラフレージングができた!という状態になるまでには,超えなければならないハードルがいくつもあります。
聞いた英文を正しく理解していなければならない
理解した内容を英文にするとき,適切な文法や単語を使えなければならない
パラフレージングにおいては,同様の内容を表せる別の表現を考えなければならない
自分で作った英文を正しく発音できていなければならない
これらがクリアになって,リプロダクションやパラフレージング成功!となります。
簡単な英文からでOKですし,最初から完璧にできなくちゃ!と気張る必要もありません。
内容が全部聞き取れない!理解できない!ときは,理解できたものをつないで英文を作ってみましょう。
パラフレージングは,まず,聞こえてきた英文のどこか一箇所を変えて同等の内容を表現してみましょう。
フレーズをまるまる変える,語順を変える,文の構造を変える,長い1文を分けて2文にする,などもOKです。
同じ内容をいろいろな言い方で表現できることを体感できると思います。
日本語でも,同じ内容をいろいろな言い方でできますよね。
慣れてきたら少し長めの文や,ある程度量がある文章にチャレンジ。
パラフレージングの場合,英文の量が増えればそれだけ情報量も多くなり,自分で作る英文の自由度も上がります。
リーディングスクリプト,辞書や表現集なども使ってみる
リプロダクションもパラフレージングも,聞いた英文をすぐ再現するトレーニングのため,瞬発力も求められます。
とはいえ,パラフレージングでは原文とは別の表現で英文を作るため,ボキャブラリーが少なかったり,英文のパターンが頭に入っていないとできません。
そんなときは,辞書や表現集などを使って別の言い回しを調べたり,リーディングのスクリプトを使って行うのもおすすめです。
辞書や表現集を使うことでボキャブラリーを増やせますし,リーディングスクリプトであれば,内容がスクリプト上にあるので,内容を確認しつつ別の表現を考える時間が持てます。
自分で文を作ることは,私たちが会話をするときに常に行っていることです。
リプロダクションとパラフレージングは,どんな内容を話すかが決まっていること以外はまさに会話と一緒。
少しずつ練習を重ねて,流暢に英文を紡げるようになっていきましょう。
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