こんにちは,ヨカワユキです。
✓ネイティブがどんな感覚で英文法を使っているか知りたい
✓英文法の問題集にはもうウンザリ
✓英文法が覚えられない
人はぜひ一読を。
認知文法の視点で学ぶ英文法
近年,「認知文法」を取り入れた英文法の参考書が増えてきました。
認知文法では「話者はどういった気持ちや意図を表現したくてその文法を使うのか」をベースに文法を捉えていこうとします。
無味乾燥な単なるルールとして英文法を捉えるのではなく,話者の心が息づいたものとして捉えていくのです。
『英文法の鬼100則』は認知文法の視点で英文法が学べます。
英文法を深く理解し,適切な文法を英会話や英文ライティングで使えるようになる効果が見込めます。
本書のオススメポイント
①文法のニュアンスが詳しく説明してある
文法のニュアンス解説がこの本のウリ。
これでもかというくらい言語化し,その文法を使うことで何が表現できるのかが詳しく説明されています。
複数の例文やイラスト,ちょっと一言解説を加えるメモ的な記述で説明され,濃い内容。
とはいえ,1テーマ見開き4ページで色味が統一されているので,学習しやすいと思います。
②頻出の英文法はほぼ網羅されている
扱っている文法が幅広いです。
英文のインプット・アウトプット双方でよく使う文法が解説されています。
基本+αくらいの文法は網羅されているので十二分に活用できるでしょう。
③アウトプットのコツとトレーニング法を提案している
最終章で英語を話したり書いたりしやすくするためのトレーニング方法を示しています。
英語のアウトプットには型があります。
その型と意見を作りやすくするためのコツを学べます。
日本語と英語ではコミュニケーションの仕方が異なるので,日本語のように英語を使うとうまくいきません。
型を学ぶことが近道です。
話すことがあるからアウトプットできる
本書に,
英語でどう話すか以前に,話すこと自体が思い浮かばなければ,何にもならない
という記述がありました。
『ロジカル・リーディング』 のレビューでもお伝えしている通り,英語では意見を言ったら必ずその理由や詳細を加えます。
そうすることで,自分を相手に知ってもらいます。
これは日本語のコミュニケーションでは重視されていません。
日本で日本語で生活していると,
・自分の意見をはっきりさせる
・なぜその意見なのか理由づけする
という機会はほぼなく,「英語でいきなり求められても答えられない」ということになりがちです。
英語力云々の前に話す内容で困るんです。
自分がどう思うか考える
なぜそう思うのか考える
日本語で慣れれば英語でのアウトプットもしやすくなるはずです。
文法学習のヒントです。
他にもオススメの文法参考書があります。
英語学習の個別サポート,承ります。
下記からご連絡ください。