こんにちは,ヨカワユキです。
動名詞と分詞の違いを理解しましょう。
動名詞と現在分詞の違いがよく分かりません。
動名詞も現在分詞も,動詞ing で同じですよね!?
確かに形は全く同じですが,動名詞と現在分詞はその意味も役割も全然違います。
動名詞とは
動名詞とは,動詞ing の形をとり,動詞を名詞として使えるようにしたものです。
動詞は「~する」「~である」など,動作や状態を表しますが,名詞になることでその動作や状態を「コト化」できます。
「歩くこと」「食べること」「知っていること」などです。
コト化すると,そのコトが何なのか,どうなのか,そのコトをどうするのか,というようにそのコト自体を話題にできます。
動詞のままだと「誰が~する」「何が~である」というように,その動作や状態の主体が必ず入ってきます。
コト となって名詞として扱える動名詞は,文中では主語,目的語,補語の位置に置きます。
主語:Watching TV is fun.
目的語:I like watching TV.
補語:My hobby is watching TV.
動名詞は,名詞として扱えると同時に元の動詞の意味を持っているので,watching TV の TV のように,その動作の対象になる単語を後ろにくっつけることが可能です。
現在分詞とは
現在分詞とは,動詞ing の形をとり,動詞を形容詞として使えるようにしたものです。
形容詞は,人や物(名詞)の特徴,性質,状態を表します。
現在分詞の文中での現れ方は主に2つです。
1つめは,be動詞のすぐ後ろに置いて,人やものが~している(進行形)を作る場合。
I am / was walking now. など,主語が~している / していた。ということを表現します。
2つめは,名詞の前や後ろに置いて,~している人/ものとする場合。
A drawing man will catch a straw. (ことわざ:溺れる者はわらをもつかむ)の a drawing man は,溺れている人。
I saw a boy eating lunch at the park. a boy eating lunch at the park は,公園でランチを食べている男の子。
応用
現在分詞は,分詞構文でも使われています。
Eating lunch at the park, I feel refreshed.
I feel refreshed eating lunch at the park.
のように,現在分詞のまとまりとSVが,セットになっている文です。
分詞構文で使われる場合,現在分詞のまとまりは SV(人・ものが~する)を修飾します。
SVの理由だったり,時だったり,SVと一緒に起こっていることだったりと,いろいろな関係を表すことができるます。
まずは,現在分詞のまとまりとSVの内容をつかみ,どういう関係・結びつきがあるか解釈してください。
どういう関係があるか一つに決まらないこともしばしばありますが,神経質になる必要はありません。
2つの内容の妥当なつながりがつかめればOKです。
例文では,「公園でランチを食べる」が「私はリフレッシュした」を修飾しています。
「公園でランチを食べて,気分がすっきりした。」といった意味が妥当です。
※過去分詞の分詞構文も同様の考え方でOKです。
まとめ
上記の内容を表にしてみました。
形 | 伝える内容 | 文中での現れ方 | |
動名詞 | 動詞ing | ~すること
(コト,事柄) |
主語,目的語,補語の位置にくる |
現在分詞 | 動詞ing | 人やものの特徴や状態
SVを修飾 |
be動詞の後ろにくる,名詞の前後にくる
SVの前後にくる |
英文中に 動詞ing が出てきたら,動名詞と分詞どっちの使い方をしているのか都度都度考えてみましょう。
たくさんの例に触れることで,すぐ判断できるようになっていきます。
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