こんにちは，ヨカワユキです。
英語は世界の共通語。
そんなわけで，英語教育は，英語が公用語でない多くの国で行われています。
もちろん日本もその中の1つ。
他の国ではどんな感じで英語教育してるんだろ？と常々疑問に思っていました。
それで見つけたのがこの本。
フィンランドといえば，PISA（国際学力調査）で好成績を出した国ではないですか！
というわけで，
✓自分の英語学習へのヒントが欲しい
✓学校教育だけで英語が話せるってどうなってんの？
そんなあなたに読んでほしい1冊です。
本の内容
本書では，「学校での英語教育で，なぜたいていのフィンランド人が英語を使えるようになるのか」を解き明かしていきます。
フィンランド語は，英語とは言語的にも文化的にも非常に異質な言語とされているのにも関わらず，
フィンランド人の英語力は，客観的調査でも高く評価されており，フィンランド人自身の自己評価も高い。
その秘密を，
・フィンランドの英語教育の変遷
・現在のフィンランドでの英語教育（小・中・高校）
・フィンランドの英語教師の質と授業の仕方
という点に注目して解いていきます。
そして最後は，それらを元にした日本の英語教育への提言です。
著者の米崎里さんは，実際にフィンランドに足を運んで，フィンランドの英語教育についてリサーチをしてきた人。
だからこそ，英語教育で何をしているかが具体的にまとめられており，フィンランドの英語教師や生徒の声も紹介されています。
フィンランドの学校は 英語を使うこと に重点を置いて教育している
日本との違いがいろいろありましたが，なかでも私がいちばん目を見張ったのは，
という事実。
本書では，教材見本や日本の教材との比較データで具体的に言及されていますが，
日本の英語教育で英語を使う量とは比べ物になりません。
・フィンランドで使われている英語の教科書
・教科書と一緒に使われているワーク
・それらを元にした英語の授業
・宿題
そのどれもこれもが，「英語をいかに使わせるか」に基づいてデザインされていると言っても過言ではありません。
一度学んだ文法や単語は，時間を置いて何度か教科書に登場させることで，反復学習・練習できる仕組みにもなっています。
これだけ英語を使う練習をしていたら，英語を使えるようにならないはずがないですね…。
あぁ，フィンランドで使われている英語の教科書とワーク，どこかで手に入らないかしら？
フィンランドの英語教育については，こちらの本も合わせてどうぞ！
下記，上記2冊のレビュー動画です。
英語学習の個別サポート，承ります。
下記からご連絡ください。
