ディクテーションのすすめ ―どんな音が聞き取れて,どんな音が聞き取れないのかを見える化しよう

こんにちは,ヨカワユキです。

✓英語のリスニング力を高めたい
✓リスニングの勉強法が知りたい

あなたに,ディクテーションをオススメします。

 

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ディクテーションとは

聞いた音声を書きとっていくこと。
英単語の “dictation” の意味どおりです。

 

ディクテーションは,自分のリスニング力を可視化するのによい方法

リスニングの最初のステップは「音を正しく聞きとれること」

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ディクテーションをすると,自分が聞こえている音と聞こえていない音を自分で認識できます。

・どの単語が聞こえて,どの単語が聞こえていないのか
・聞こえてきたものの,単語や文章として書けないのはどんな音なのか
・聞こえてきた音をどれくらい記憶にとどめておけるのか

を,ディクテーションで可視化します。

 

ディクテーションのやり方

スクリプトのある音声を選んでください。

①まず音声を聞きます。
聞こえてきた音を書きとっていきます。
単語として音を認識できたなら単語を書き,単語として認識できなかったら,聞こえてきた音をカタカタなどで書いておきます。
③1回ですべて書きとれなかったときは,さらに数回聞いて書きとっていきます。
もうこれ以上は聞きとれない!と感じたら,いったん聞きとりをやめます。
聞きとれなかった部分が残っていたら,何を言っているのか推測してみます。
文法や,聞こえてきた音,音声変化の知識,文脈などから推測します。
⑤書きとりと推測が済んだら,スクリプトを見て何を言っていたか確認します。
書きとれなかった箇所と推測した箇所は特に,スクリプトと音を照らし合わせ,どう発音されているかよーく聞きます。
文全体を,音声を真似て発音します。
抑揚やリズムも真似して発音するのがよいです。

 

ディクテーションするときのポイント

短めの音声でディクテーションする

ディクテーションには,一定時間集中して聞くことと書く時間が必要です。
長めの文章はディクテーション自体がしずらいです。

・ディクテーションするときには,1文ずつ
・ディクテーションに慣れていない場合は,1文の長さもあまり長くないものにする

とよいです。

歯が立たないレベルの音声は選ばない

使用する音声のレベルにも気を使う必要があります。
難しすぎる音声(単語が耳に入ってこない,スピードが速すぎるなど)でディクテーションするのはやめましょう。
難しすぎる音声をわざわざディクテーションする意味はありません。
「何回か聞けばだいたい分かる」と感じる音声が,ちょうどよいレベルです。

 

なぜ正しく書きとれないのか

ディクテーションで正しく書きとれない箇所は,だいたい3つの要因に分けられます。

単語を知らない

音声で話された単語を知らなかったら正しく書きとれません
音レベルでの書きとりは可能かもしれませんが,単語をつづることはできません。

音声変化が生じている

単語が文中で発音されるとき,その単語の前後の単語との組み合わせにで単語の発音が変化します。
音声変化と呼ばれているものです。

音声変化は主に,前の単語の最後の音と単語の最初の音がくっついて発音される「連結」や「同化」,単語の一部の音が落ちて発音される「脱落」,音が短く発音される「弱形」,/t/や/d/の音が母音に挟まれたときに発音が変わる「フラップt」などです。

この中でも特に,弱形や連結が生じている箇所は聞きとりにくくなりがちです。

アクセントやイントネーションに惑わされる

英語はアクセントやイントネーションなどの韻律がはっきりしている言語です。
そして,英語の文章には特有のリズムがあります。

リズムがつかめないと聞こえてきた音を単語として認識しずらくなり,結果聞きとりが難しくなることがあります。

書きとれなかった箇所には,書きとれなかった原因があります。
書きとれなかった理由を理解し,次の学習へとつなげていきましょう。

 

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