こんにちは,ヨカワユキです。
✓英語らしい英文を作りたい
✓相手に伝わりやすい英語を話したい
✓英会話でつまる
人は絶対読んでください。
学びが多く,多くの人に激しくオススメしたい本です。
本書の内容
英文を自分で作るときのコツを学べます。
日本語と英語は,文の構造や物事を見るときの視点が違います。
なので,日本語をそのまま英訳すると英語っぽくない英語になることがよくあります。
文法も語彙も正しいのになんか英語らしくない,まどろっこしい,英語です。
それを変えていくためには英語らしい英語表現とはどんなものかを学び,それに沿って英語のアウトプットを練習すればOK。
「シンプルな英語」を推奨している著者は,英語らしい英語にするためのコツもシンプルに説明してくれています。
シンプルな英語を支えるのは以下の5つです。
・力強い動詞を使う
・受け身を減らす
・シンプルな短文で表す
・否定の not 文を減らす
これらのコツの英文づくりへの適用の仕方がたくさんの例とともに記載されています。
ビジネス場面を想定した例文がほとんどなので,仕事で英語を使う人には即役ちます。
また,いくつかの英文法の使いどころやニュアンスも簡潔に説明されています。
ひととおり文法を学んだけど使いこなせていないと感じる人は,ぜひ参考にしてください。
ただ,英語初学者には,難しく感じられる箇所が多いです。
説明自体はムダなく簡潔でわかりやすいのですが,分量が多く,ある程度英語の知識がないと読み進めるのが辛いと思います。
中級レベル~の方向けです。
シンプルな英語 万歳!
著者は「シンプルな英語」を追求しています。
特別「流暢」でなくてもよいので,伝えたい内容を,相手に理解されやすい英文の構造と聞き取りやすい発音で,自信を持って,話せるようになること
を著者は「目指す英語」として定めています。
私も著者と同じスタンスです。
芸術性や表現へのこだわりを追求しているなら話は別ですが,何回も読んだり聞いたりしないと分からないような複雑な英文は,それを作った人の自己満足にすぎないと私は思います。
相手にとってもそのほうがフレンドリーです。
シンプルな英文だからこそ,込められたメッセージも伝わりやすくもなります。
とにかく動詞!
本書の後半ではリーディングやリスニング学習の仕方についても言及があります。
その基本は「動詞をつかむ」ことです。
主語+動詞のセットは生き物の骨のようなもの。
英文のそのほかの部分は,骨に付いた肉です。
動詞については,『英語独習法』でもその豊かさについて言及されていました。
英語の動詞は本当に種類が多く,ニュアンスの違いで別の単語を使うことが多々あります。
例えば「見る」は,どうやって見るかによって別の単語を使い分けます。
動詞を使いこなせればより端的に言いたいことを伝えられること間違いなしです。
動詞の語彙,ぜひとも増やしていきたいものです。
英語学習の個別サポート,承ります。
下記からご連絡ください。