こんにちは，ヨカワユキです。
✓ネイティブっぽく英語を話したい
✓自己流の発音になってしまっている
✓英語の発音を学びたい
方に，英語の発音の仕方をお伝えします。
英語の音を自分がどう出しているか，あなたは確認したことがありますか？
英語の音は喉で発声する
英語の発音は喉で発声します。
アメリカ英語の発音トレーニングにおすすめの『American Accent Training』 にも，このような記述があります。
What is voice quality and the American sound?
It’s a combination of vocal placement and cadence. This means a throaty sound and a stairstep intonation.
―American Accent Training
声の位置とリズムの組み合わせだ。
つまり，喉での音と規則的に続くイントネーションである。
喉での音？？？
声は喉にある声帯で出すのだから，喉で発声するのなんて当たり前では，と思われる人もいるかもしれません。
でも実際，日本語を発音している人のほとんどは，喉で発声することが意識されていないです。
喉での発声ができているのは，アナウンサーやキャスター，歌手，声優，落語家など，いわゆる声を使う仕事をしている人たちです。
喉を使っているかいないかは声を聞けばだいたい分かります。
喉を使っていない音は，響きが少なく，声に深みがありません。
喉を使っている音はこの逆で，声に響きと深みがあるので落ち着いた感じに聞こえます。
日本語発音と英語発音の違い
普段日本語を話すとき，あなたは口のどこで音を作っていると感じるでしょうか？
私の場合は，前歯の後ろの舌で触ると硬い部分（硬口蓋）あたりで声を作っているように思います。
硬口蓋あたりで声を作っても，日本語の発音は問題なくできます。
では英語の場合はどうでしょうか？
英語の場合も，硬口蓋あたりで声を作って発音することは可能です。
ただ喉を使った発声よりも，口をたくさん動かさないと英語の発音になりません。
日本語を話すときよりも口はたくさん動いています。
出し方での音の違いははっきりしています。
以下，同じ英文を発声の場所を変えて読んでいます。
聞き比べてみてください。
硬口蓋あたりで発声
喉で発声
いかがでしょう？
声の響きとトーンが違うのを感じると思います。
硬口蓋あたりで発声しているほうは，声が若干高く軽快に聞こえる一方，喉で発声しているほうは，声が若干低くやや息っぽく落ち着いて聞こえるのではないでしょうか？
『American Accent Training』 には，こんな記述もあります。
One of the main differences between the way an American talks and the way the rest of the world talks is that we don’t really move our lips. … We create most of our sounds in the throat, using our tongue very actively.
―American Accent Training
この記述からも，英語の発声や発音が日本語のそれとは違うことが分かると思います。
喉での発声練習のススメ
普段喉で発声する習慣がない方は，喉で発声することを習慣にする必要があります。
最初は発音しにくいですが，喉での発声を意識して話していくとだんだん慣れてきます。
運動と同じです。
最初は慣れない動きに苦戦しますが，練習すれば慣れていきますね。
慣れてくると，喉で発声したほうが英語を発音しやすいと感じられると思います。
喉での発声は，呼吸や姿勢も意識するとしやすくなります。
息もたくさん使うことになります。
深い呼吸のための呼吸の仕方と姿勢を意識してみてください。
『American Accent Training 』にはこんなアドバイスがあります。
Shoulders back, chin up, chest out, project from your diaphragm, and relax your throat.
―American Accent Training
自分の発音の仕方をコントロールしていくことで，よりネイティブに近い発音にしていくことは可能です。
喉での英語発声の練習にはこちらの本もオススメです。
喉を使っての，英語の母音と子音それぞれの発音やリズムの練習ができます。
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