こんにちは,ヨカワユキです。
✓覚えた単語を使えない
✓単語を覚えるのが苦痛
なら,単語学習のやり方を工夫してみましょう。
単語を学ぶときは,その単語を実際に自分が使うことを意識して学習することが大切です。
なぜ日本語訳を覚えるだけだけではダメなのか?
単語学習は,往々にして日本語訳をひたすら覚えることになりがちです。
でも,中級以上の英語力がある人が単語を学ぶ場合,この方法だけでは不十分です。
英単語1つに対して日本語訳1つ,と英語と日本語は1対1対応にならないからです。
言語が違うということは,モノのとらえ方や見方が違うということです。
よって,完全な対応関係を作ることは不可能です。
では,日本語訳を覚える以外にどう単語を学ぶのか。
「意味」には,その言葉が表す内容,イメージ,ニュアンス,どういうときに使うかなどが含まれます。
母語の日本語で考えてみましょう。
日本語の言葉は「訳」ではなく,その言葉の内容やイメージ,ニュアンス,使い方を理解していますよね。
例えば「考える」という言葉。
それがどういうことか,言葉にせずとも感じる感覚やイメージがあり,どういうときにこの言葉を使うか,「思う」や「考慮する」とはどう違うか,などの情報がひもづいているのを感じられると思います。
それが「意味」です。
単語を使えるようになるには「意味」理解から
単語の「意味」を理解し,身体に定着させることは,英語を使えるようになるにはとても重要です。
自分で英語を話したり書いたりするときにも,適切な単語を使えるようになっていきます。
しかも,日本語を介さず,思った内容を英語で表現できるようになります。
なので,あなたの英語が直訳的な英語や不自然な英語ではなくなっていきます。
「意味」を理解し,使える英語を手に入れるには?
単語の「意味」を理解し,実際に使える英語にしていくにはどうすればいいでしょうか?
①例文を参照する
その単語を使った例文を参照してください。
例文のいいところは,どういうとき/どんな内容のことを言いたいときにその単語を使うか,を教えてくれることです。
単語は,なんの脈絡もなく使われることはありません。
「このことを伝えたいから」「これを説明したいから」など,必ずその単語が出てくる状況や文脈があります。
それを例文で学ぶことができます。
辞書で単語を引けば,たいてい複数の例文が出てきます。
例文の数が少ない場合は,複数の辞書で同じ単語を引いてみるとよいです。
②似ている意味の他の単語と比べてみる
似ている意味の他の単語と比べてみるのもよいです。
単語同士の「意味」を比べ違いをはっきりさせることで,それぞれの単語の輪郭がはっきりしてきます。
「意味」を比べたいときは,英英辞書を使うのがオススメです。
英英辞書はいわば,日本語の国語辞書のようなもの。
その単語がどういうニュアンスを持っているのか,言語化し尽くされています。
もし,意味が似ている単語が思いつかなければ,シソーラス(類語辞書)を使って,似ている意味の単語を調べてから英英辞書を使うのもオススメです。
③実際に使ってみる
単語の「意味」を例文や英英辞書で学んだら,あとは実際に使ってみることです。
実際に使うことを繰り返して(練習して)使えるようになっていきます。
自分でその単語を使う状況をイメージし,その単語を使って文を作ってみましょう。
これなら一人でもできます。
学んだことを使うこと(練習すること)は,英語を不自由なく使えるようにするための必要条件です。
使うこと,練習することを惜しまないでください。
英語学習の個別サポート,承ります。
下記からご連絡ください。
日本語という母語を介して単語や表現を覚えることで,理解しやすくなるからです。